「Cartoon Movie」とは、長編映画のプロデューサーが、自身のプロジェクトを進めるにあたって、資金調達を早める目的や、国境を越えたパートナーや国際的な配給会社や販売代理店を見つけるための機会を得る場。1999年から始まって、今年で20回目。2018年3月7〜9日、フランスのボルドーで開催されました。
▼Cartoon Movie 2018のサイト
この中で、今回2つのティーザーを切り出してご紹介します。一つは当ブログ前回のエントリで取り上げたスペイン映画『BUÑUEL IN THE LABYRINTH OF THE TURTLES(亀の迷路の中のブニュエル、西語題:Buñuel en el laberinto de las tortugas)』、もう一つは前々回のエントリの最後に取り上げたスペイン・中国合作映画『DRAGONKEEPER(ドラゴン・キーパー、中国語題:守龙者)』です。
▼『BUÑUEL IN THE LABYRINTH OF THE TURTLES』
要するに、スペインにて、フェルミン・ソリス氏による漫画『Buñuel en el laberinto de las tortugas(亀の迷路の中のブニュエル、出版社の紹介ページは→こちら)』を、2013年にジブリ美術館の配給により日本で公開された『しわ(日本版公式サイトは→こちら)』のプロデューサーであるマヌエル・クリストバル氏によるプロデュースで、『ジャングル・ブック』や『ナルニア国物語』の視覚効果に関わった(参照元:→こちら)Salvador Simó (サルバドール・シモ)氏が監督(DIRECTOR)となり、2011年のラテンビート映画祭他で上映された『チコとリタ』の共同監督を務めたManolo Galiana(マノロ・ガリアナ)氏が動画監督(Director de Animación)を務めるという長編アニメ映画制作プロジェクトの発表があり、それは2018年春公開予定というアナウンスがあったのです。
1930, Paris, the film The Golden Age is a scandal and Luis Buñuel, who thought he was destined to be the star of surrealism, is left with nothing. He is offered a documentary project on one of the poorest places in Spain, Las Hurdes, but he has no money.
His friend the sculptor Ramón Acín buys a lottery ticket while jokingly promising to finance the film with it. He wins and keeps his promise.
The harshness of Las Hurdes and the extreme misery of its people affect Buñuel deeply. Reality, dreams, memories of his childhood and of Salvador Dalí intermingle in his mind, endangering the production and his friendship with Ramón. From there will emerge the Buñuel of the future.
But what is left on the way? How much does that step cost?
(拙訳)
1930年、パリ。映画『黄金時代』はスキャンダルであり、シュルレアリスムのスターになる運命にあると思っていたルイス・ブニュエルには何も残されていない。彼は、スペインで最も貧しい地域の一つである、ラス・ウルデスについてのドキュメンタリープロジェクトに誘われたが、お金がない。
友達で彫刻家のラモン・アシンは、冗談めかして映画の融資に当選金を充てる約束をしながら、宝くじを買う。ラモンの宝くじは当選し、彼は約束を守る。
ラス・ウルデスの過酷さと、その地に暮らす人々の極度の窮乏は、ブニュエルに深い影響を及ぼす。現実、夢、子供時代やサルバドール・ダリの思い出が、映画制作やラモンとの友情を危険にさらしつつ、彼の心の中で混ざる。
しかし、その途中で何が残るだろうか?その歩みにはどれだけのコストを要するだろうか?
方大同は母親のIQ、EQ、VQのコアカリキュラムの哲学を継続し、音楽を通して社会教育にポジティブな力を与えることを望んでいる。約4年間の計画と努力の後、ついに、子供向けグラフィック・ノベルのシリーズ「艾美夢遊(EMI The Dream Catcher)」が誕生した。その為に作った主題歌「キャッチ・ザ・ドリーム(捉个梦)」は、方大同のスタイルと豊かで多様な音楽を結びつけただけでなく、シンプルで鮮やかな上に豊かな意味を持つ歌詞は、エミの真善美の本質を表し、人間と人間の世界への申し立てを試みる。人間と動物の世界、そして、人間と大自然の植物/鉱物の世界は、互いに切り離せないほどの密接な関係にある。活発で自由なモータウン・スタイルの歌唱と工夫されたラップを聞く者は、思わずそれを口ずさむ。
「EMI The Dream Catcher(艾美夢遊)」の創作にあたって最初に思い立ったのは、異なる年齢層や文化背景を持つ大勢の読者の為に、内容が豊富で面白く、教育的な内容にすることでした。その基本原則は、文学を簡略化するのではなく、子供達が十分に理解出来るスタイルにすることで、より高いレベルの理念やより深い考え方に触れさせ、子供達に学びを促し、周囲のことを理解し探求してもらうというものです。このシリーズで採用しているグラフィックと文章の形式は、両親が子供たちに読み聞かせるのに適しているだけでなく、子供達が自分で読むのにも適しています。読んでいる間、子供達は世界の様々な文化を体験し、視野が拡がることでしょう。
各巻の内容はどのようなものか、更に解読を試みました。固有名詞は暫定的に「艾美、Emi」→エミ、「紫兒」→紫っ子、「雪儿、Snowy」→スノウィー、としました。
1.艾美梦游:金砖的秘密(英題:EMI The Secret Of The Golden Bricks)(金のレンガの秘密、参照元はこちらとこちら)