2015/08/05

私にとって切実な話題「外国語をどう学ぶか」

 すみません、ブログの更新が半年近く空いてしまいました。更新が滞る理由は色々あるのですが、最大の原因は「私には語学力がない」、これに尽きるでしょう。


 そんな折、図書館に置いてあったフリーペーパー『東京くらしねっと』(東京都消費生活総合センター発行 →サイト)の6月号の表紙には「今月の話題 外国語をどう学ぶか」という、私にとっては切実なテーマが…!
 6月を過ぎても、東京都外の人も、ネットにその内容が上がっているので、ご紹介します。


▼東京くらしねっと 平成27年 2015 No.218 6月号 トップページ
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▼今月の話題 外国語をどう学ぶか
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 この特集、本文冒頭にもあるように、2020年の東京オリンピックを意識していると思われますが、2020年を待たなくても、今現在、私にとって外国語を学ぶ必要性がひしひしと感じているところなので、わらにもすがる思いです。


 ここで書かれているポイントは実にシンプルで、
  • 動機付けを持って、学習意欲を絶やさない様にする
  • 音読と暗唱。音読は出来るだけ大声で。
  • インターネットの活用。
の3点です。この中でも、とりわけ「音読と暗唱」を強調しています。「音読の回数が増えると歌のように耳に残りますから、その言語のリズムを体感できますので、頭ではなく耳と喉で暗誦できるようになります。」との事です。


 また、語学学習者のお手本として「トロイの遺跡発掘で有名なハインリヒ・シュリーマン」の学習法を紹介しています。しかし「何種もの外国語をほとんど独学で習得したことでも知られています。」と言いつつ、その方法として「非常に多く音読すること、決して翻訳しないこと、毎日1時間をあてること、常に興味ある対象について作文を書くこと、これを教師の指導によって訂正すること、前日直されたものを暗記して、次の時間に暗誦すること」と書いてあり、独学してないじゃん!やっぱり先生がついてるじゃん!と思ったのですが、個人的な経験として、やはり独学では限界があるし、ネイティブの人に対して間違った発音をすると「え?」って感じで顔をしかめたりされるので、これは真理には違いないと思いました。(そう、私は幾つかの言語について、全くの独学ではないのですが、習っててその程度かと言われると立つ瀬がないので、そこはあまり突っ込まないで頂けると助かります。)
 そこで、この特集では最後に、語学教室等に関するトラブル事例を挙げています。お金のかかる事ですので、教室等を選ぶ際の参考になると思います。



 …以上、『東京くらしねっと』の外国語学習についての記事をご紹介しましたが、語学を学ぶ側としては、もう一つ重要な事を付け加えなければなりません。この記事を執筆されているのは東京外語大学教授との事なので、あまりにも当たり前すぎて挙げなかったのかもしれませんが、それは何かというと、辞書を引くのを面倒くさがらないという事です。だって、辞書を引かないと何が書いてあるか分からないじゃないですか。ネットには翻訳サイトがあり、ブラウザには翻訳機能が付いていますが、一つの単語に複数の意味がある時の選択や、否定形がどこにかかっているのか時々間違っているのが困ります。現状では、何が書いてあるかの参考にするものであり、ちゃんと意味をつかむ為には、自分なりに修正を加える必要があると思います。今後の翻訳機能の精度が待たれます。


 私のような怠惰な者にとって、辞書を引くのはものすごく面倒くさいのですが、ちょっと頑張るだけで、意味不明な文字の羅列に生命が宿るかのような手応えと快感があります。あまり頑張りすぎると疲れて投げ出してしまいがちなので、休息の取り方を工夫しながら、コツコツと辞書を引いていきたいと思います。そして、音読と暗唱。音読は部屋に一人でいても気恥ずかしくなってしまうのですが(自意識過剰なのかも知れない…)、いざ外国の人と話す時に効果を発揮すると思うので、勇気を振り絞りたいと思います。


《最終更新日:12月3日》